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2009/11/23

空想科学辞典【バトルスターギャラクティカ】『囚人ザレック』『悔恨の祈り』

空想科学辞典に以下の語句を追加しました。

【出典】バトルスターギャラクティカ 第3話『囚人ザレック』
 船団の水資源が枯渇。水を確保する危険な任務を担う労働力として、囚人を使うことになった。
 働いた囚人には、自由になるためのポイントを与える。
 囚人運搬船アストラルクィーン号には、崇拝者の多いテロリスト、トム・ザレックが収監されていたのだ。
 トム・ザレックを演じているのは、旧:宇宙空母ギャラクティカのアポロ役、リチャード・ハッチである事はもうご存知かと。

【トム・ザレック】『人名』
 囚人護送船、アストラルクィーン号に収監されているサジタロン出身のテロリスト。
 囚人番号893893。
 解放運動家で立場によって「良心の囚人」「虐殺者」と評価が分かれる。
 サジタロンコロニーが他のコロニーから搾取され、これに抵抗、ビルを爆破したり、テロ活動を行い、逮捕されて二十年になる。
 前大統領が恩赦を条件に謝罪を要求しても受け付けなかった。
 アストラルクィーン号で護送中、サイロンの攻撃を受ける。

【スターク】『人名』
 アストラルクィーン号の看守。
 収監されているテロリスト、トム・ザレックを崇拝している。

【アストラルクィーン号】『船名』
 1500人の犯罪人を乗せた囚人護送船。
 囚人の中にはサジタロン出身のテロリスト、トム・ザレックがいる。

【フラット・トップ】『人名』
 着艦の際、デッキを焦がしたパイロット。

【プルトニュウム】『物質』
 原子番号94、原子記号「Pu」。
 核兵器の材料。また、人型サイロンを見つける機械、サイロン探知機に必要な物質。

【サイロン探知機】『装置』
 人型サイロンをスクリーニングするために必要な装置。
 資材不足の中、ガイアス・バルター博士が新しく考え出した原理は至ってシンプルである。
 サイロンはある放射能に反応する。
 核弾頭として豊富にあるプルトニュウムを抽出し、カーボンナノチューブに組み込む。
 合成分子をイオン化し、サイロンを探知するのだ。

【アポロ】『神』
 12コロニーの神話に出てくる神の一人。ゼウスの息子で弓の名手、狩の神。
 また、癒しの神でもある。

【出典】バトルスターギャラクティカ 第4話『悔恨の祈り』
 アダマ司令官は千回着艦を成し遂げた時、アトランティアの管制士官とケンカの最中だった。
 着艦する時、ものすごい騒音をたて着艦、管制士官は怒ったが司令官はお構いなし。
 戦闘機乗りを養成する事になり、スターバックが教官として選ばれる。
 アダマ艦長の息子、ザックを死に追いやってしまった過去を持つスターバックはパイロット候補生を厳しく選択する。

【ザック・アダマ】『人名』
 ウィリアムアダマとキャロラインの息子。兄はリー。
 飛行教官であったカーラ・スレイス(スターバック)とねんごろな中であり、これが元でカーラは判断を誤り、ザックを合格させてしまった。
 結果としてザックは死亡事故を起こす。

【フラット・トップ中尉】『人名』
 通算、千回着艦を行ったパイロット。
 艦隊の慣例で、千回着艦を完了すると、盛大に祝ってもらえる事になっている。

【ドロクサン】『人名』
 ガン腫瘍を縮小させる効能がある薬。
 副作用は、脱毛、吐き気、筋肉の退化。
 ガンマ線治療と併用することが多い。

【カマラ・エキス】『人名』
 民間療法でガンに効果があるとされる。
 医薬品として承認されるには至っていない。

【コスタンザ】『人名』
 キャット、チャックルズ候補生と動機のバイパーパイロット候補生。
 座学中、暇さえあればペン回すなど、集中力に欠ける。
 ニックネームはホット・ドッグ。

【ローラ・ロズリン】『人名』
 船団の大統領。
 母親をガンでなくし、自らも末期の乳がんである。

【ナンバー8】『型式』
 ブーマー型の人型サイロン。

【ナンバー6】『型式』
 ガイアス・バルターに取り入った美人型の人型サイロン。

【バイパー・マーク2VIPER-MARK Ⅱ】『型式』
 非常に機動性に優れ、たったの0.35秒でひっくり返る戦闘機。

【ドローン】『装備』
 ミサイルのような装備。センサー類を搭載して飛行する機材のように見える。
 格納棚から留め具が金属疲労で落下、暴発した。
 一般には無人航空機の事で、ボーグ集合体を成す固体の事ではない。

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2009/11/08

笛吹童子【第三部:満月城の凱歌】

B級SF映画大作戦に笛吹童子を追加しました。

 幼い頃に生き別れた妹、胡蝶尼とついに出会う霧之小次郎。しかし、胡蝶尼は兄を名乗る人物の正体を、悪名高い大江山の妖術使いと知るや兄を拒絶する。鬼呼ばわりされた小次郎は、可愛さ余って憎さ百倍、逃げる胡蝶尼をつり橋ごと谷底に落としてしまう。

 一方、黒髪山を逃れた斑鳩隼人と桔梗尼は、されこうべの面を被った男に出会う。
 されこうべの面を被った男は萩丸であった。満月城の抜け道を知る萩丸は、やすやすと城を抜け出したが、赤柿玄蕃の手下に、また、家来の上月右門に妖怪として間違われて追われる身であった。玄蕃の手下に追いつかれ、斑鳩隼人が応戦する中、萩丸は上月右門に追いつかれ、がけに突き落とされてしまう。
 斑鳩隼人から委細を聞き、主君をあやめてしまった事を知る右門。


 がけ下の川原にて、胡蝶尼はされこうべの面が取れた萩丸と出会う。
 萩丸は白蓮尼に助けられる。
 白蓮尼は赤柿玄蕃に倒された石見判官の娘。
 白蓮尼の元、白鳥党が結成され、野武士から主権を取り戻す機運が高まっていた。



邦題:笛吹童子
監督:萩原遼
1954東映(昭和29年)


 目を開いたまま気を失っているカラカサお化け、かわいい(笑)

 今を去る事、四捨五入して六十年の昔、ラジオドラマとして大ヒットしたらしい笛吹童子の映画三部作です。
 さて、ウィキペディアによると1953にラジオドラマとして一年、1954に映画化三部作、1960年、1972年テレビドラマ、1977年に人形劇と大人気であった事がわかります。ラジオドラマで詳細に語られた直後の映画なので、その当時の人は、物語が多少はしょられていてもわかるのでしょうが、今時分に見るとわかりにくい事。宇宙戦艦ヤマトの映画がはしょられていても、全部見た気になったようなそんな感じなのでしょう。

 違和感を持つのは主君との関係というか封建制度。いまや時代劇でも、頭が高いと、ハハーッと頭を下げるのは水戸黄門くらいでしか残っていません。胡蝶尼の身分がわかったからといって子供まで頭を下げさせるのは、映画公開当時はどうだったかわかりませんが、今となっては違和感があります。上月左源太の母が、主君のお家再興のために骨を折れというのは、家ごと終身雇用の時代ならではの事で、個人の終身雇用さえ崩れ、短期雇用の派遣社会に変わった現代、これを受け入れて鑑賞する人はほとんど皆無でありましょう。
 格差社会の今、力でのし上がった野武士の首領、赤柿玄蕃がまっとうな気がしてしまうのです。

 単純明快なハリウッド映画に慣れてしまったためか、主人公がはっきりしない話でもあります。萩丸も、主題になっている笛吹童子こと菊丸も映画では活躍らしい活躍がありません。おそらく、男の子目線で、霧之小次郎、大人目線で上月右門、斑鳩隼人、女の子目線で胡蝶尼、女性目線で桔梗の話なのではとか思います。
 ハリウッド風にするなら、天下を乱す妖術使いの霧之小次郎と妖術を打ち消す力のある笛吹童子との戦いになるだろうと思うのです。

 第一話にて菊丸が武士を捨てているのに、結末はいかがなものかと。そのせいか、菊丸は後に拝一刀を名乗り、公儀介錯人を経て、息子、大五郎と冥府魔道へすすむのでした。(違

空想科学辞典に以下の語句を追加しました。
【白蓮尼】『人名』(びゃくれんに)
 赤柿玄蕃に滅ぼされた石見判官(いわみはんがん)のご息女。
 赤柿玄蕃に刃向かう者を集め、白鳥党を結成、主権を取り戻そうとしている。

【白鳥党】『団体』(はくちょうとう)
 石見判官の娘、白蓮尼を中心に集まり、応仁の大乱後、勢力を拡大した野武士の赤柿玄蕃を倒そうとしている者たちが集まった集団。
 丹波萩丸が合流する。

【猿酒】『酒類』(さるさけ)
 打身に良く効くという酒。

【杢輔】『人名』(もくすけ)
 赤柿玄蕃から胡蝶尼を助けた森の狩人。
 白鳥党に属し、最先端の鉄砲を持っている。
 胡蝶尼の乳母である藤江の息子。

【鉄砲】『武器』(てっぽう)
 応仁の乱後の日本ではまだ使われていない武器。
 野武士どもを瞬く間に木っ端微塵にできる。
 白鳥党の標準装備として支給される。

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2009/11/02

笛吹童子【第二部:妖術の争い】

空想科学辞典に以下の語句を追加しました。

【出典】笛吹童子 第二部:妖術の争い 監督:萩原遼

【白骨の谷】『地名』(はっこつのたに)
 大江山にある谷。
 霧の小次郎は、さらってきた若い娘が言う事を聞かないと、ここに突き落とす。
 谷底にはたくさんの被害者の白骨死体が転がり、大ムカデが死肉を漁っている。

【千里眼鏡】『アイテム』(せんりめがね)
 大江山に住む妖術使い霧之小次郎が持つ、遠くの物が手に取るように近くに見える不思議な筒。
 足利将軍家に伝わる明国由来の天下の宝で、金銀の模様を施し、それは、月に秋の七草。

【黒髪山】『地名』(くろかみやま)
 丹波の国満月城と大江山の間にあり、処刑場から桔梗尼と斑鳩隼人を奪った霧之小次郎が斑鳩隼人を捨てた山。
 妖術使いの老婆、堤姥が住む。
 斑鳩隼人は堤姥に捕らえられ、井戸に幽閉されている。

【堤婆】『人名』(だいば)
 黒髪山に住む妖術使い。
 都に捨てられていたという孤児、桔梗尼をカラカサお化け等の、魑魅魍魎と共に育てる。
 本体は樹木の妖怪らしい。

【胡蝶尼】『人名』(こちょうに)
 黒髪山に住む妖術使いの老婆、堤姥に育てられた孤児。
 都に捨てられていたと聞かされている。
 カラカサお化け、一つ目小僧、のっぺらぼう等の魑魅魍魎の中で育った。
 妖術を使う。しかし、堤婆の元を離れてからは、妖力が無くなった様子である。

【細川春定】『人名』(ほそかわはらるさだ)
 赤柿玄蕃と共に将軍家に刃向かう人物。

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2009/11/01

笛吹童子【第二部:妖術の争い】

 赤柿玄蕃に処刑されようとする上月右門の娘の桔梗、斑鳩隼人。
 一天にわかにかき曇り、突風は砂を巻き、天地は一瞬にして、修羅の巷と化した。その時、天の一角から響き渡る霧之小次郎の高らかな笑い声。

 竜に乗り、現れた小次郎は、斑鳩隼人と桔梗をさらって空に消えた。
 霧の小次郎は、鬼の住む大江山に住んでいる妖術使いと知られる悪者。小次郎は先代の小次郎に三歳の頃にさらわれ、育てられた。小次郎は自分の妹、胡蝶尼を探し、次々と女を誘拐していたのだ。
 処刑場の桔梗と斑鳩隼人を一緒にさらったが、不要な斑鳩隼人は途中で捨ててきたという。

 遠くから笛の音が聞こえたとたん、具合が悪くなる霧之小次郎。
 千里眼鏡で音の出所を探る。

 笛の音は、大江山に白鳥の面の素材である名木を探しに来た菊丸が吹く笛の音であった。霧之小次郎は菊丸の吹く笛、春鶯囀の音を聞くと妖力がうせてしまうのだ。
 小次郎は、桔梗に笛吹童子の笛を奪えと命じる。しかし、桔梗は、父の使える主君、菊丸を裏切る事はできなかった。そして、桔梗尼は、白骨の谷に落とされる。
 白骨の谷に突き落とされた桔梗尼は大鷲に救われ、刀鍛冶の元に落ちる。
 刀鍛冶は桔梗から、霧之小次郎が持つ、明国渡来の金の花模様のある千里眼鏡の事を聞き、小次郎の出生の秘密を知る。

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