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大怪獣決闘ガメラ対バルゴン

 B級SF映画大作戦に『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』を追加しました。



 ガメラが現われて半年後。
 大島Z計画用の大型ロケットに封じ込められ、火星に送り込まれるはずだったガメラ。
 突然、現われた隕石がロケット正面衝突、ガメラは地球に舞い戻った。

 宇宙旅行で疲れたガメラは電力のエネルギーを蓄えるため、東洋一の発電所「黒部ダム」を襲った!
 黒部ダムで電力を吸い取り、ダムを破壊したガメラは、噴火を続ける赤道直下のウザール火山に炎を求めて去っていった。

 戦争で片足を負傷した平田は、戦時中、ジャングルの洞窟でで巨大なオパールを見つけていた。捕虜収容所に入れられる前に鍾乳洞に隠したのだ。二十年経った今、足が不自由な自分の代わりに、弟の啓介と信用のおける仲間、小野寺、川尻、淡路丸の船長に取りに行かせる。捨て値で二億円はする巨大なオパールだ。

 秘密裏に事を進めるのに、淡路丸でニューギニアに到着後、密入国。半月後に再びニューギニアに戻ってくる淡路丸に乗船するのだ。消えた理由を奥地で戦死した戦友の遺骨を拾いに行った事にするのだ。

 闇ドルでヘリをチャーターして、最寄りの集落に到着する三人。
 ヘリに驚いて蜘蛛の子を散らすように逃げた土人達だが、三人を取り囲む。風体に驚いたが、二十年前の戦争中もかくまってくれた気の良い土人達だ。
 そこにジープで乗り付ける日本人。十数年前に、ここに来て助手のカレンと風土病を研究している松下と名乗る。
 この付近の洞窟を調査に来たと告げるとと、そこは虹の谷で、虹の谷に生きて帰ってきた者はいないと言い伝えられている。拳銃をぶっ放し、強行突破する三人。

 それらしい洞窟に到着する三人。
 洞窟には毒サソリがいるらしい。こいつにやられるとカバでも5分も持たないらしい強力なやつだ。
 オパールを見つけてはしゃぐ川尻。
 小野寺は、川尻の足にサソリがとりついてるのを見て見ぬふりをし、川尻を見殺しにした。
 更に、欲ぼけた小野寺は、手榴弾で洞窟の落盤を起こし、平田を生き埋めにしてオパールを独り占めを図る。

 平田は、先の土人部落で保護されていた。彼を助けたのは、虹の谷から何を盗み出したのかを聞くためだ。松下医師の助手、カレンにオパールを発見したというとあれを取り戻さないと大変な事になるというのだ。また、あれは宝石では無いという。宝石ではないのならばあれは何だ?

 さて、一方、オパールを独り占めした小野寺。マラリアにかかり、さらに水虫を悪化させ、船で、入院扱い。ジャングルで拾ってきた水虫はたちが悪い。船医が赤外線治療を行うことにした。

 さて、神戸港に着く淡路丸。麻雀に誘われ、小野寺は赤外線のスイッチを切り忘れる。赤外線の熱を吸収、オパールはみるみる変貌し始めた。

 平田(兄)が中国人ブローカーを連れて神戸港に到着、突然、淡路丸が爆発炎上。
 救助された小野寺から啓介が川尻とともに死んだと知らされる。

 オパールをあきらめられず、潜水夫を頼んで引き上げようと相談していると、海面が紫色に代わり、巨大なトカゲが神戸に出現した。
 大阪に逃げ帰った小野寺と平田。保険会社が調査を始める前に何とか引き上げようという小野寺。ついに口を滑らせ真相を感づかれてしまう。
 バルゴンが近づく大阪。小野寺は、平田夫妻を殺害、逃げ出した。

 強力な舌、舌先から発する冷凍液により、破壊される大阪の街。
 カジカ峠のミサイルがバルゴンの攻撃準備にかかった時、殺気を感じたバルゴンは虹の光線を発射、ミサイル基地を破壊してしまった。
 世界中で暴れていたガメラが、強力な虹の光線が発するエネルギーに惹かれて飛来した。
 二大怪獣が現われた大阪。どう退治できるのか。



原題:大怪獣決闘ガメラ対バルゴン
監督:田中重雄
1966大映


 唯一、子供の味方ではないガメラ映画です。
 今なら原住民と言うのでしょうが、昭和四十一年の映画で、その頃は土人と表現していたのでそのままにします。今では放送できない言葉もいっぱい出ています。
 四月に放映された日本映画専門チャンネルの放映を録画したのを今頃見ました。

 初代ガメラが大映興行成績が大映で一番だった事から作られた二作目は、怪獣映画にしては脚本から込んでいます。欲にまみれた小野寺の描写や、また、戦友の遺骨収集が理由として通ったりするあたりは時代を感じますね。

 「船内の電気系統がガメラの影響で完全に機能をストップしておりましたのにこの赤外線ランプだけは最後までついておりました」と淡路丸の佐藤船医が証言していますが、ガメラは神戸港には現われていません。ストーリーの展開上、少々気になっています。

 さて、バナナを食べて、皮を進行方向にこれ見よがしに捨てて、その後のシーンがありませんでした。カットされたのか、想像に任せてあるのか先の気になるシーンよりもっと気になります。
 佐藤船医は、渡鬼の藤岡琢也さんです。

 有名な決め文句「断末魔です」は、この映画からなんですね。

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